環境効果
ヒートアイランド現象抑制効果
セラミックス基盤の高い断熱効果によって建物内は「夏涼しく・冬暖かく」。冷暖房コストを削減します。
1. ヒートアイランド現象に影響する熱構成
顕熱 | 屋上面での反射熱で空気(地球)を暖める → 少ないほどヒートアイランド現象の抑制に貢献 |
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潜熱 | 水分の蒸発で熱を消費する → 多いほど顕熱、伝導熱が少なくなる |
伝導熱 | 建物内部へ伝わり、階下を暖める → 少ないほど建物の空調負荷が低減され、CO2の排出量削減につながる |
2. グリーンビズ-Gによる「(打ち水)蒸散効果」=ヒートアイランド現象の抑制
無処理(通常の屋上)の場合
屋上が焼けついて(サーモグラフィの赤い部分)大気を暖めるとともに、熱が建物に侵入する。
グリーンビズ-G敷設の場合
グリーンビズ-Gの蒸散効果により、屋上の温度上昇が抑制されている(サーモグラフィの青い部分)。
グリーンビズ-Gは蒸散効果により、太陽熱を吸収(潜熱)することで、屋上面の反射熱(顕熱)と建物内部に侵入する熱(伝導熱)を抑制します。
3. 芝生と同等のヒートアイランド抑制効果を発揮
芝生とグリーンビズ-Gのヒートアイランド抑制能力比較
比較実験により、芝生とグリーンビズ-Gのヒートアイランド現象の抑制効果(顕熱と伝導熱の抑制)は、ほぼ同等であることが分かりました。芝生によるヒートアイランド現象抑制効果は広く知られていますが、土壌圧の確保(100mm以上)や自動灌水設備など大掛かりなシステムが必要で施工コスト高や煩雑なメンテナンスが必要でした。グリーンビズ-Gなら、簡単施工・ローメンテナンスで芝生と同等のヒートアイランド抑制効果を得ることができます。
グリーンビズ-G断熱効果
ビル屋上の貫流熱低減効果
グリーンビズ-Gを敷設することによって、建物からの熱の流入・流出を抑えることができます。
上記グラフで示されているように、屋上スラブ単体の場合とグリーンビズ-Gを敷設した場合とで貫流熱の流入・流出量を比較したところ、グリーンビズ-Gを敷設することによって真冬の熱流出を45%以上カット、真夏の熱流入を81%以上カットすることが分かりました。これによって建物内の温度を快適に保つことができ、冷暖房の使用を抑えることができます。
グリーンビズ-Gの敷設で期待される削減電気量・CO2削減量
保水セラミックスパネル単体
削減電力量(kWh/年) | 敷設面積(㎡) × 9.1kWh/年 |
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CO2削減量(kg/年) | 敷設面積(㎡) × 6.3kg/年 |
グリーンビズ-G(緑化基盤)
削減電力量(kWh/年) | 敷設面積(㎡) × 13.4kWh/年 |
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CO2削減量(kg/年) | 敷設面積(㎡) × 9.3kg/年 |
上記データは、金沢工業大学・垂水研究室で実証したものです。
CO2削減効果
「グリーンビズ-G」の年間CO2削減量(面積[㎡]あたり)は杉の木に換算すると…
㎡ × 9.3kg/年
14kg/年
杉の木
本分

例:屋上緑化グリーンビズ-Gを200㎡設置する場合
杉の木計算式に当てはめると 200(㎡)×9.3kg/年÷14kg/年=132.8本/年
グリーンビズ-Gを200㎡敷設すると、年間CO2削減量は、杉の木132.8本分に相当します。