緑化ブログ

セラミックスに保水性を与えているものの正体は?

カテゴリー:屋上緑化 2011年06月15日

以前、株式会社トーケンが扱う「保水セラミックスパネル」の保水性について触れました。(こちら)その時は、保水量を保水する期間について書きましたが、今回は保水できる理由についてです。

まずはこの写真の断面に注目してください。
基盤表面.JPG

トーケンではこの保水セラミックスパネルを、屋上緑化の保水層に利用しています。それが出来るのも、そのパネル自体に水を蓄えることが出来るからです。では、どこに蓄えるかと言うと…わかる方は、もうお分かりになりますよね。断面に、たくさんの小さな孔がご覧いただけるかと思います。保水セラミックスパネルは、この孔に水を蓄えます。パネル表層にはミリ単位の孔が、中心部には、もっと小さなミクロン単位の孔があいています。そして、孔が全体の体積の約半分以上を占めている(気孔率:50%以上)ために、40%以上(体積比)もの飽和含水率が確保できています。

また、異なる大きさの穴があいているのですが、その分布の仕方も保水セラミックスパネルにある性能を加えています。それは、「透水性」です。

万年筆のペン先を思い出してみて下さい。細かく溝が刻まれていますよね。ペン軸内に保持したインクが、溝を少しずつ伝わってくるので、にじむことなく描く事が出来ます。これは、細かい筒状の管を液体が伝わっていく、「毛細管現象」を利用しています。

保水セラミックスパネルは、多孔質セラミックスであり、その気孔構造の特徴である連続孔により毛細管現象が起こります。これが、保水セラミックスパネルが持つ透水性と保水性の仕組みです。透水係数は、インターロッキングのおよそ30倍。独自の微多孔構造により、巾方向では厚み方向の約90倍の透水性を実現しています。そのため、吸水性と保水性を両立しています。水が一切溢れることなく浸み込んでいく様子をはじめて見たとき、自身も非常にびっくりしました。

加えて、この微細な穴があることにより、他にも様々な性能が確保されています。その内容については、また今度。

  

近年問題視されております地球温暖化現象によるヒートアイランド現象やゲリラ豪雨などの環境悪化が指摘され、熱中症や都市型洪水の被害が深刻な問題となっております。株式会社トーケンの保水セラミックスパネルは優れた保水機能・蒸散機能・断熱性能を有し、ビル屋上・建物・駐車場のみならず、周囲の温度上昇を抑えヒートアイランド現象から都市空間を救う環境建材です。吸水機能・保水機能によりゲリラ豪雨などを一旦貯蔵することにより都市型洪水を緩和します。保水セラミックスパネルの特長を最大限に活かした屋上緑化基盤「グリーンビズ-G」(セダム緑化)は、CO2削減に貢献し、ローメンテ・エコな緑化システムです。この技術が財団法人 都市緑化技術開発機構に認められ『建設技術審査証明(都市緑化技術)』を取得いたしました。また、保水セラミックスパネルのコケに適した性質を利用した屋上緑化・壁面緑化・室内緑化を開発しました。

“屋上緑化のトーケン・壁面緑化のトーケン・セダム緑化のトーケン・コケ緑化のトーケン・芝緑化のトーケン・保水セラミックスパネルのトーケン”を目指します!!

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