金沢・小景異情・・・お手軽、この辺の観光スポット 燃える秋、セダム緑化はうたふ!
カテゴリー:セダム タグ:セダム, その他, 屋上緑化, 施工例, 秋, 金沢散策 2016年10月24日
秋玲瓏の夕紅葉、・・・季節は秋本番。
日の翳りも早く秋の気配から冬の匂いが・・・、シチュー
や鍋料理・煮込み料理が恋しい季節となります。
また、冬を前にして、芝緑化は勿論、各所で施工してきた
屋上緑化・壁面緑化・ベランダ緑化などの植物を思いやる
季節です。
《大阪府内・セダム秋景色》
金沢随一の繁華街、片町から犀川大橋を渡り徒歩2分、悪事災難厄除の「祓宮」神明宮。
折しも秋の例大祭、「あぶりもち神事」が行われています。聖火にあぶったお餅を食すると
一年の災厄を免れるといわれ、加賀前田家二代利長公より三百年続く神事です。
ここは磯田道史『武士の家計簿』の主人公・猪山家が氏子として初宮参りにも登場。
《神明宮・秋例大祭》 《あぶり餅・10本1,500円》 《『武士の家計簿』・猪山家屋敷跡》
源平期の義経・弁慶一行が奥州逃避行中に見上げたであろう、
また金沢出身の詩人・室生犀星が幼少期に佇んでたであろう、
そして夭折の詩人中原中也は幼年期に、ここで見た軽業興業
(サーカス)の記憶を留め、後年、詩集「山羊の歌」で。
巡る時代に様々な人の思いを見てきた樹高33mの巨樹、
パワースポットです。
《神明宮・大ケヤキ》
「故郷は遠きにありて思ふもの そして悲しく うたふもの・・・」
(室生犀星 抒情小曲集より抜粋)
「・・・幾時代かがありまして 今夜 此処での一と殷盛り
・・・屋外は真ッ闇 闇の闇 夜は劫々と更けまする
落下傘(らっかさん)奴(がめ)のノスタルヂアと ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん・・・」
(中原中也 「山羊の歌」から「サーカス」より抜粋)
少し歩くと、金沢では「ひがし茶屋街」・「主計町茶屋街」と、金沢三茶屋街の一つは「にし茶屋街」。
この茶屋街の並びには「甘納豆かわむら」、上品で素材を生かした甘納豆は観光客に人気です。
《にし茶屋街》 《甘納豆かわむら》
そして神明宮から国道を挟んで向こうは寺町。
国の伝統的建築物群保存地の寺院群に中原中也の家があったようで、随想記「金沢の思ひ出」によれば、
タカジアスターゼ・高峰譲吉博士旧宅はその隣家。
金沢という街、目を凝らすと鮮やかな小景があちらこちら、異なる情趣に彩られています。