梅雨お見舞いを申し上げます。 ~ 江戸 雑司ヶ谷・根岸界隈~
カテゴリー:屋上緑化 タグ:セダム, 効果 2015年06月25日
北陸は、長かった走り梅雨からようやくの入梅。 あとは夏を待つのみ。
雨に濡れた花草木やセダムは瑞々しく、雨後の新緑がひときわ濃く鮮やかに感じられます
♪ 六月の雨には
六月の花咲く
花の姿は変わるけれど
変わらぬ心を 誓いながら・・・
(唄: 小椋 佳)
[ウチの隣の家の庭のアジサイ]
この日は東京。 季節の雨脚と一緒に、設計事務所に御礼とご挨拶に伺いました。
富山ライトレール軌道緑化のご縁もあり、帰りは都営荒川線を使います。
弊社HPご参照: 富山ライトレール軌道緑化 記事が掲載されました
最寄りの駅は、鬼子母神前停車場。
停車場前、都会の喧騒とは別世界のケヤキ並木の参道を潜り抜け、その奥が鬼子母神堂。
江戸時代にタイムスリップした様な風情です。
なになに、この本堂は加賀前田家三代・利常公の姫様で芸州・浅野家に嫁いだ方の寄進により
建立され、豊島区内最古の建造物とか。 徳川将軍家もたびたび参拝の由縁があるそうです。
図らずもここにも、弊社本社の所在地・金沢とのご縁がありました。
《都営荒川線》 《雑司ヶ谷鬼子母神参道》 《鬼子母神堂》 《公孫樹-大イチョウ》
そしてこの御堂の入り口には、「公孫樹」と書かれた大イチョウ。
応永年間植込みと記してあるので、室町三代将軍・足利義満の時代?
とすれば樹齢600年以上。
ここの鬼子母神、「恐れ入谷の鬼子母神」など他とは違い(きしぼじん)
と読まず、「鬼」の字にツノがなく、(きしもしん)・(きしもじん)と
呼ぶようで・・・。
《きしもしん参道入口》
※上の写真を拡大して、「鬼」の字を確認ください。
さて今日は珍しく鶯谷のホテル。
筆者の名誉のために、あえて言いわせて頂きますが、ビジネス・ホテルです。
駅からホテルまでの道中はデインジャー・ゾーン。
避けて大通りを歩くと、赤穂浪士・磯貝十郎左衛門、俳聖・正岡子規など所縁の江戸豆富料理
の老舗「笹乃雪」。
今日は遅いので、店構えだけをご覧下さい。
水無月や 根岸涼しき 笹の雪 (正岡子規)
《豆富料理—-笹乃雪》 《子規庵》
しばし歩く道すがら、地名は根岸、近くには正岡子規の寓居跡があるはず?
・・・ありました「子規庵」。 鶯谷駅北口から宿泊予定ホテルの途中。
すっかり日も暮れて門を閉ざしています。
周囲の環境から、″侘び住まい″の風情は、今は昔。
そこで、ネオン街から一句。
ふるひかり 根岸の里の 侘び住まい