トーケン‐グリーンビズは低木類にも対応しています。
カテゴリー:低木対応, 保水セラミックスパネル, 屋上緑化 タグ:低木対応 2016年04月03日
ひと口に屋上緑化と云ってもいろいろと種類があります。
様々な樹木を植えた本格的な庭園タイプのものもあれば、
野菜など収穫を兼ね備えた農園タイプなどいろいろ。
その中でグリーンビズは薄層緑化と呼ばれるカテゴリに属しているというのが一般的な理解。
つまり、セダムやシバなど地被植物類を植生し、薄い層で構成する屋上緑化商品のひとつということになります。
ところが、グリーンビズは高さが30㎝を超える低木にも対応しているのです。
写真は石川県立中央病院の屋上緑化として納入予定のグリーンビズ低木仕様の試作品です。
その仕組みがわかりやすいように、手前に低木を植栽する前の保水セラミックスパネルを配置してあります。
厚手の保水セラミックスパネルを重ね合わせたものに植栽用の穴をあけています。
給水・保水・排水機能を合わせ持つ単純構造、
さらには切断や穴開けなど加工の自由度が高い保水セラミックスパネルだからできたシステムです。
土をほとんど使わず、1㎡あたりの重量は100Kg未満。
500㎜四方のユニット単位で持ち運びできますから施工が単純。
低木は生育に時間がかかりますが、あらかじめ生育させたユニットを持ちこめば、
施工時点で完成度の高いビジュアルを確保することも可能です。
自治体によっては屋上緑化を低木と定めているところもあり、概ねその高さは30㎝以上とされます。
これは、フィリフェラオーレアという低木種を植生したものですが、
高さは40㎝になっており、低木屋上緑化の要求を充分に満たしていますね。
植物の植生に適した素材、高い保水性と蒸散効果、断熱性に優れた素材、単純な構造など…。
グリーンビズの特長を活かした可能性はまだまだ広がります。