セダムには危険な夏の施工
カテゴリー:セダム, 屋上緑化, 維持管理 メンテナンス タグ:管理・メンテナンス 2014年07月14日
今回は夏の施工についてのお話です。
突然ですが、弊社では夏季の施工はなるべく避けるようにしています。
7月11日の記事でも紹介しましたが、夏はセダムにとって苦手な季節、衰退期なのです。
つまり、夏場のセダムは弱っている状態であり、夏の施工には様々なリスクが伴います。
夏季の施工で最も注意するべき点は、蒸れが発生してセダムが傷んでしまうこと。
蒸れの危険は、運搬と施工時に発生します。運搬の際は、屋上緑化基盤を重ねた荷姿になっています。
そのため、夏季の運搬時は非常に蒸れが発生しやすくなります。
また、材料を現場に運び入れ、施工を始めてからも油断はできません。
夏場に荷揚げしたままの荷姿で屋上緑化基盤を置いておくと、重なった部分で蒸れが発生してしまいます。
蒸れによる傷みを回避するため、保冷車の使用など夏季対策はするのですが、それでも、蒸れによる傷みが発生する危険性は残ります。
夏場の施工は、セダムにとって傷みや、蒸れ枯れが発生しやすくなる危険な行為なのです。
元気なセダムを楽しむため、施工の季節も考えてみませんか?