カッコウ鳴く杜の都、金沢漫歩
カテゴリー:その他, 金沢 加賀 能登 タグ:グリーンビズ, セダム, その他, 効果, 屋上緑化, 施工例 2016年07月25日
先週は北陸でも梅雨明け、夏本番!!
この日、1933年(昭和8年)に山形市では最高気温40.8℃が記録されたことで、7月25日は
「最高気温記念日」とされたそうです。
2007年8月16日、熊谷市・多治見市で40.9℃を観測するまで74年間記録を保持しました。
因みに弊社無灌水型緑化システム「グリーンビズ-G」は、
その多治見市周辺でも幾つか施工例があり、ご覧の写真は、
5年前に2,600㎡施工させて頂いた各務原市内の商業
店舗の今年の夏景色です。
セダム緑化と保水セラミックスパネルとの組合せで、
空調負荷軽減・その他さまざまな夏季の効果も上々と伺いました。
さて、日頃は車での移動ばかりの金沢。
休日を利用して家内と二人で金沢漫歩、金沢城西南の野町・寺町をそぞろ歩き、流石に金沢、歩くと車
では気が付かない風景が見えます。
先ずは野町の旧森紙店、板葺き石置き屋根の建物で、江戸時代末期の建築物で、2F屋根にはカワラではなく石。
金沢商家によく見られた様式ですが、現在では金沢市街で唯一。
いにしえの金沢城下の街並みの佇まいを彷彿とさせます。
出された雨宝院(うほういん)。
その斜向かいには、新書から映画にもなった「武士の家計簿」
にも登場する神明神社、境内の大ケヤキ。
実の両親を知らず、生立ちがその文学に深い影響を
与えた幼少期の犀星は、よく独りこの木の下に佇んで
いたといいます。
そして夭折の詩人、「汚れつちまつた悲しみに…」中原中也も
またこの木の下で。
巡る時代ごとにいろんな人の思いを知る大ケヤキです。
そして寺町寺院群—金沢城を守る城砦機能を持った国の伝統的建築物群保存地区、妙立寺(忍者寺)
など、曹洞宗・臨済宗・浄土宗・浄土真宗・真言宗など数々の宗派、70もの寺院が軒を連ねます。
海外の人々が多く、たまには道を聞かれ、その押しの強さ・その対応に、金沢に住む私、圧倒されています。
面白いモノ発見。
《風 神》 《雷 神》
お寺の門の脇屋根に鎮座まします、風神様・雷神様。
ここ成学寺は浄土宗のお寺で、境内に芭蕉の句碑があり、菅原道真が祀られていました。
有名な俵屋宗達の「風神雷神図」に比べて、まあ~るくてユーモラス、でも利かん顔。
しかも足が短い! なんとなく可愛いいもんです。
帰りは暑いですけど、金沢おでんで夕飯、細やかながら実りのある休日でした。