ものつくり村から・・・ 【5話】 粘土って生き物? ~杯土の不思議
カテゴリー:保水セラミックスパネル タグ:グリーンビズ, ものつくり村から 2015年03月19日
こんにちは。
グリーンビズ基盤の製造工場からの便りです。
工場には工場長、圃場には圃場長、本社には編集長がいます。
この3長は、目には見えない極めて細い糸で繋がって(繋がれて)いて、「グリーンビズ-G」を支えています。
実はこの3人、「酔拳」の使い手です。
酒類を見るだけで酔っ払う「パブロフの犬」型、飲めば飲むほどの「アップグレード」型、
シラフなのか酔っ払っているかわからない「昼行灯」型とそれぞれ個性があります。
誰がどの型の使い手なのかは、近々アップされる予定の「編集長日記」であきらかとなることでしょう。
さて、本題です。
前話で原料調合の「レシピ」についてご紹介しましたが、調合した原料に水を加えて、よく
練り上げたものを「杯土(はいど)」と呼んでいます。
この杯土の「コシ」の具合が、良いグリーンビズ基盤をつくるための決め手のひとつになります。
「コシ」は、蕎麦など麺類の「コシ」と同じ意味合いで、弾力や粘り強さを表します。
工場では混練機と呼ばれるけっこう大きな機械で、時間をかけて練り上げていますが、
同じレシピ・調合かつ同じ時間の練り上げであっても、「コシ」に違いが出てきます。
季節や温度、水分の違いも要因として考えられますが、工場の面々は「粘土は生き物」として向き合うことにより、
いつも最適な「コシ」が出るよう調整に励んでおります。
「コシ」を数値的に表す測定器具もありますが、面々は触れただけで具合が判るようです。
次回は、杯土を板状にする「粘土原板 ~成形と乾燥」です。
みなさま、お楽しみに!
編集長日記もね...。
関連リンク: 保水セラミックスパネル「グリーンビズ」